【ZIPPO RULE】
1960年発売。テープメジャーとも言われる、いわゆる巻尺。
ZIPPO社が公式に発売した最初のNON-LIGHTER-PRODUCTS。
レギュラーサイズのZIPPOライターのボトムケースを流用して作られている。
72インチ(約180cm)まで測ることが出来る。
  

RULE BOX
蓋(表) 蓋(裏) サイド 下箱
1960年
【Aタイプ】
  <ボトム部分>
イタリック体のZIPPOロゴ。ロゴ後に®マークがない。
  <メジャー部分>
色はシルバー。単位はインチ。6インチ目まで1/32インチの目盛りがある。最初期のものには6〜7インチの間に“PATENTED”の印字がある。
【最初期】:PATENTEDの印字あり
【一般】








                   <1960〜1967年>
 蓋(表):金色の箱。ゴシック体で「ZIPPO RULE」の表記。
 蓋(裏):印字無し。
 下箱:黒色の下箱に金色の台紙。上段に「ZIPPO RULE」、
     下段に「UNCONDITIONALLY GUARANTEED」、箱底面に
     「A PRODUCT OF ZIPPO MANUFACTURING CO.BRADFORD,PA.」の表記。




 
企業用にカスタマイズされた外箱もあった。
画像では分かりにくいが、金屏風のように輝いている。













1961年
1962年
【Bタイプ】
  <ボトム部分>
1962年頃からZIPPOロゴの後に®マークが付く。
 【Bタイプ】
  ZIPPOロゴが太い
 【Cタイプ】
  Bタイプより文字が細い
 【Dタイプ】
  Cタイプより更に文字が
  細い
 【Eタイプ】
  文字の形が異なる


Dタイプを中心に1977年までこれらのイタリック体ロゴが使われた。
【Cタイプ】
【Dタイプ】
【Eタイプ】
            <メジャー部分>
1962年頃から1/32インチの目盛りが7インチ目までに変更された。

又、1962〜1963年頃から、メジャー部分のバリエーションが下記@〜Bのように増えた。その他、フォントや13インチ目以降の注意書き内容の相違等で色々な種類がある。

【@インチのみタイプ】
 メジャー部分の色として、従来のシルバーに加え、白が発売。
 ZIPPOロゴの後に®マークがある物とない物がある。

 <@インチのみタイプ(®あり)>


 <@インチのみタイプ(®なし)>

【Aインチ&センチタイプ】
 メジャーの長さが「@インチのみタイプ」より6インチ長く、78インチ
 (約2メートル)まで測定できる。発売当初の「インチ&センチタイプ」
 の色はシルバーのみだったが、1962年頃から白も追加された。

 <Aインチ&センチタイプ(シルバー)>


 <Aインチ&センチタイプ(白)>

【Bインチ&ダイアメータータイプ】
 色は白のみ。ダイアメータースケールは、円形対象物の直径を測
 るのに用いる(1ダイアメーター≒3&1/8インチ)。
 1972年販売終了。


メジャー部分の色として、発売時からの
シルバー(ニッケルブライト)に加え、
白(グリーミングホワイト)が追加された
1962年頃のセールスマンサンプル。 
1963年
1964年
1965年
1966年
1967年
1968年
























                   <1968〜1972年>
 下箱:台紙の下段から「UNCONDITIONALLY GUARANTEED」の表記がなくなった。
     それ以外は前期から変更無し。













1969年
1970年
1971年
1972年
                   <1972〜1976年>
 蓋(表):「ZIPPO」の後に®マークが付いた。
 蓋(裏):下箱にプラスチック台紙が設置されるようになった為、
      箱底面にあった印刷は蓋裏に移動した。
 下箱:プラスチック台紙へ変更。
1973年
1974年
1975年
1976年
             <メジャー部分>
  1970年代中頃から「@インチのみタイプ」はなくなり、
  以降は白色の「Aインチ&センチタイプ」に統一された。
  ZIPPOロゴの表記もなくなった。
  「MADE IN U.S.A.」があるタイプとないタイプがある。
9cmの上辺りに「MADE IN U.S.A.」があるタイプ
「MADE IN U.S.A.」がないタイプ
1977年
                      <1977年>
 蓋(表):蓋が組み立て式になり、紙の材質も薄いものに変更。
 蓋(裏):印字がスタンプから印刷に変更。
 下箱:下箱も組み立て式になり、紙の材質も薄いものに変更。
     下箱の色は金色(黄土色)に変更。
1978年






  <ボトム部分>
1978年頃からゴシック体の新ロゴに変更。




       <ケース部分>
 1980年代前半頃からケース側面の留め具の
 位置がメジャー引出側に変更。
                   <1978〜1983年>
 蓋(表):ゴシック体の新ロゴデザインに変更。
 蓋(裏):印刷内容は同じだが、フォントタイプが変更。
 下箱:下箱の色が黒色に変更。
1979年
1980年
1981年
1982年
1983年

                      <1983年>
 蓋(表):創業50年を超えた翌年の1983年にのみ使用された、黒地に金色の文字を使った
      限定箱。元々はライター用に作られた限定箱だが、箱下面にRULEであることを
      示すシールを貼ってZIPPO RULEにも用いられた。
 蓋(裏):印字無し。
 下箱:金色の下箱。
                   <1983〜1989年>
 黒色プラスチックケースに変更。下段の文字は「WORKS... OR WE FIX IT FREE」。
1984年
1985年
1986年
                   <1986〜2003年>
 ZIPPOロゴの下に「U.S.A. RULE」の表記が追加。
 下段の文字が「LIFETIME GUARANTEE」に変更。底面中央の穴がなくなった。
1987年
1988年
1989年
1990年代前半
1990年代後半〜



  <ボトム部分>
1990年代末頃、®マークの位置やMANUFACTURING〜の書体など ロゴ変更。

2003年まではZIPPO社のカタログに掲載されていたが、2004年にカタログから外れた。2004年から2007年までは
Zippo Promotional Products Divisionを通じて主にビジネス用ギフト品として販売されていたが、2007年12月21日、同部門は閉鎖。
その後、米国Leed's社との間でライセンス契約が結ばれ、2008年1月1日からはLeed's社が米国とカナダでの供給会社となっている模様。