スリムZIPPO(USA製・カナダ製とも)は1975年頃からチムニー周りの形状が変更された。変更点は2点。 @ カム側のチムニーエンドが、太くなった。 A チムニーの穴の大きさが小さくなった |
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上記変更後の特徴を持つ新形状のインサイドユニットは、1975年以降に製造されたものということになる。 | ||||||||||
左下のスリム用インサイドユニットは、“PATENTED ZIPPO 1950”が刻印されたカナダ製のインサイド ユニットである。この刻印は、カナダでのZIPPO社の特許が切れる1967年まで使用された。1967年以前の ものなので、チムニー周りの形状も、上画像の「旧」の特徴(カム側のチムニーエンドが細い/チムニーの穴の サイズが大きい)を有している。 一方、右下のスリム用インサイドユニットは、上画像の「新」の特徴(カム側のチムニーエンドが太い/チムニー の穴のサイズが小さい)を有しているので、1975年以降に製造されたものである。しかし、 “PATENTED ZIPPO 1950”の刻印が打たれている。1967年以前にこの新形状は存在し得ないので、 1975年以降に製造されたインサイドユニットに1967年以前の刻印(PATENTED ZIPPO 1950)が 使われたということになり、明らかにミス刻印である。このミス刻印はUSA製スリムZIPPOでも同時期に 発生している。 |
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